2012年の悪夢再び…現実味増す“円高倒産ラッシュ”の恐怖

公開日:  更新日:

 昨年末に1ドル120円台だったのが、11日の海外市場では一時110円台に。あれよあれよという間の急激な円高に、中小メーカーからは「2012年の悪夢がよみがえる」(自動車関連会社関係者)と悲鳴が上がっている。

 帝国データバンクの調査によると、12年上半期は「円高倒産」が急増。08年のリーマン・ショック以降、急激に進んだ円高による減収などで倒産した中小企業は50社、負債総額は718億円と、件数、金額とも前年同期比で2倍以上に膨らんだ。そんな悪夢の再来か、と戦々恐々なのだ。

 ちなみに、トヨタ自動車の今期の想定為替レートは115円で、1円の円高で400億円の利益が吹き飛ぶといわれる。110円になれば、単純計算で2000億円が消失するわけだ。

 トヨタはまだマシな方で、昨年12月の日銀短観によると、大企業・製造業の今期の想定為替レートは、1091社平均で119円40銭。為替差損のインパクトはもっとでかい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    特番「細かすぎて伝わらない」木梨憲武&関根勤不在のワケ

  2. 2

    北方領土2島先行返還を阻む日米安保「基地権密約」の壁

  3. 3

    また仰天答弁…桜田五輪相は地元も見放した“柏の出川哲朗”

  4. 4

    玉城知事の訴え効果あり 辺野古阻止は軟弱地盤が足がかり

  5. 5

    片山大臣が一転弱気 カレンダー疑惑“証人続々”に戦々恐々

  6. 6

    移民利権で私服を肥やす 天下り法人「JITCO」の“商売方法”

  7. 7

    M&Aはコミットせず…赤字転落「RIZAP」子会社切り売り必至

  8. 8

    カネだけじゃない…ソフトBが持つ最大の武器は“世界の王”

  9. 9

    芸能記者ざわつく…朝ドラ共演の永野芽郁と志尊淳が接近?

  10. 10

    日米野球で打率4割 SB柳田“33歳でメジャー挑戦”の現実味は

もっと見る