始まるのは値上がり地獄…原油・株価反発にメリットなし

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“干天の慈雨”のごとく家計に恩恵を与えてきた「原油安」が怪しくなってきた。

 この1年半で原油価格は3分の1まで急落したが、今月17日、代表的な指標のWTI原油先物が約2週間ぶりに1バレル=30ドル台に急反発。歩調を合わせて日本のガソリン価格も21週ぶりに値上がりに転じた。

「原油価格が上昇に転じたのは、産油国の増産に歯止めがかかるという見通しが市場に広がったためです。OPECに加盟するサウジアラビア、カタール、ベネズエラと、非加盟国のロシアが増産凍結を表明し、大幅増産に動きだそうとしていたイランまで協調する意向を示しました。各国のシェア争いが原油の値下げ競争に拍車をかけてきましたが、チキンレースを続けていると国家財政が破綻しかねないと判断したのでしょう。依然、先行きは不透明なものの、年末までに最大1バレル=60ドル程度まで回復するとみています」

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