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泥舟脱出で悠々自適 シャープ歴代社長の再就職先と巨額収入

 泥舟シャープの再建に踏み切る鴻海精密工業のテリー・ゴウ会長(65)が、週刊東洋経済のインタビューでこう批判した相手がいる。

「過去のシャープの経営陣は利益を生んで(社員に)還元するという責任を全うしなかった。にもかかわらず生涯勤め上げ、役員報酬や退職金をしっかりもらっています。これは企業体質の問題にほかなりません。そして今回の危機も、この企業体質に端を発する問題なのです」

 ゴウ会長が蛇蝎のごとく嫌った歴代経営陣とは、町田勝彦、片山幹雄、奥田隆司の3氏とされる。

「会長は特に自ら鴻海との提携交渉を提案してきた町田氏と、そのイエスマンの片山氏には思うところがあるようです」(経済誌記者)

 では、この2人は経営者だった当時、どれくらいの役員報酬を受け取っていたのか? 10年度の役員報酬を見ると、会長の町田氏は1億1000万円、社長の片山氏は1億300万円。ところが、同社は12年度決算で2064億円の巨額赤字を記録。2人は揃って泥舟から脱出していったが、その沈みゆくタイタニック号の中で、船長は救助後の再就職先だけはしっかり確保していた。

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