蓮舫・民進党代表代行 「衆院鞍替えは当然考えています」
――憲法改正問題については、党としてどう対応していくのか。衆参で改憲3分の2の勢力を獲得した安倍政権は「憲法審査会で議論していきたい」としています。
05年に当時の枝野憲法調査会が党としての憲法提言をまとめています。私たちはもちろん護憲ではありませんが、9条は守る。そのうえで、時代とともに国民の要請があるものについて変えていくことは是としています。そもそも国会の憲法審査会の審議をストップさせたのは自民党です。去年、安保法制の審議をしていた時に、与党が呼んだ憲法学者が「安保法制は違憲だ」と言った後、審査会が動かなくなりました。安倍首相は民進党に「(改憲の)議論に乗れ」と言いますが、「あなたたちこそ審議拒否しないでくれ」と言いたい。まず先に、審査会の審議拒否を撤回して詫びていただきたい。私たちは立法府の一員として、粛々と審査会を動かしていくのは当然と思っています。党内については、もう一度、憲法調査会を設置して、あらためて整理する必要があるのではないかと思っています。