鈴木宣弘
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鈴木宣弘東京大学教授

1958年、三重県生まれ。82年東大農学部卒。農水省、九州大学教授を経て、06年から東大教授。専門は農業経済学。「食の戦争」(文芸春秋)、「悪夢の食卓」(角川書店)など著書多数。

【特別編】トランプ勝利翌日の衆院“強行”通過は安倍首相の懇願メッセージ

公開日:  更新日:

 トランプ大統領が決まった翌10日に、世界の笑いものになりながらも、TPPが衆議院本会議で「強行採決」された。どうしてそこまでしたのか。

「2020東京五輪まで続けたい」(さらには無期限に?)という意向に象徴されるように、「米国に追従することで自らの地位を守る」ことを至上命題としてきたのが安倍首相である。強行採決の裏には、トランプ大統領に向けた次のようなメッセージが込められている。

「まず、TPPレベルの日本の国益差し出しは決めました。次は、トランプ大統領の要請に応じて、もっと日本の国益を差し出しますから、見捨てないで下さい」

 日本政府はすでに米国の批准を後押しするために、水面下で国益を差し出し続けてきている。それを加速させて、トランプ大統領のご機嫌取りに奔走するつもりだろう。

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