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6年半ぶり発行に応募殺到 「東電社債」は買いかリスクか

 東京電力グループが6年半ぶりに発行する社債が異常な人気となっている。当初700億円の予定だった発行額は、機関投資家の強い需要があったことから、900億円に増額された。送配電子会社「東京電力パワーグリッド」が9日に発行するが、個人投資家も殺到しそうだ。

 3年満期の3年債は年利0.38%、5年債は同0.58%。5年債を100万円分買えば、毎年5800円の金利収入が得られる計算だ。たしかに金利が0.01%しかつかないメガバンクの定期預金に比べれば破格と言えるが、東電債は「買い」なのか。

「東電債は原発事故前までは高利回りでローリスクの金融商品でした。恐らく、高齢者を中心に投資妙味があると考える人が今回買おうとするかもしれません。でも、私は東電が5年債に2%以上の金利を払うと言っても買いません。事故処理費が予想外に膨らんだことで、東電は実質的に債務超過に陥ったような状態です。しかも5年以内に政権交代があれば、国が見放すかもしれない。倒産すると“紙くず”になってしまうのは株も社債も同じ。リスクが高過ぎます」(生活経済ジャーナリスト・柏木理佳氏)

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