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金と価格逆転 なぜビットコインは値上がりしているのか?

 先週、金とビットコインの価格が逆転し話題になった。ニューヨーク金先物市場の4月渡し価格の3日終値は1トロイオンス1226.5ドルで、同日のビットコイン取引所「ビットスタンプ」での1ビットコインの価格は1283.35ドルだったという。この比較にどれだけの意味があるのかは分からないが、1ビットコインは2015年に250ドル程度だったのだから、今の水準は5倍近くにまで上昇している。年初と比べても3割近くは髙くなった。

「投資先として人気になっているのは、中国人が積極的に取引をしているからです。ビットコインはすべての取引をネット上でオープンにすることで、安全性を確保する仕組みになっています。全員で全員を監視すれば、誰も不正をできないという考え。反社会勢力や政治権力が不当に介入すれば、それも明らかになります。だから政情不安の新興国ではニーズが高く、現在は取引の9割が中国人といわれています。彼らは自国の通貨や政治体制を信頼せず、現物のドルですら政府に取り上げられたり、預金を封鎖されたりする恐れがあると考えています。衆人環視のビットコインの方がむしろ安心だという発想ですね」(ITジャーナリストの井上トシユキ氏)

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