著者のコラム一覧
有森隆ジャーナリスト
30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし、取材・執筆活動中。「カルロス・ゴーン『経営神話』の自壊」(「月刊現代」2004年9月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号=最終号)などを執筆。ゴーン会長の欺瞞性を鋭い筆致でえぐり出した。この仕事ぶりが、今、再び脚光を浴びている。
タカタ<上>苦労知らず? 三代目社長が引き起こした悲劇
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「売り家と唐様で書く三代目」――。江戸中期の川柳である。
初代は苦労して家や財産を築く。2代目はそれを受け継いで手堅く維持する。苦労知らずに育った3代目は没落して、家を売り出すようになるが、その家札の筆跡は唐様でしゃれている。
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