ファンケル 島田和幸社長<2>サプリメントという言葉を広めた

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 当時、肌にシミやかぶれができる化粧品公害が社会問題になっていた。池森の妻も同様で、心配した彼は皮膚科の医師に相談する。すると、どうやら化粧品に使われている防腐剤、酸化防止剤、殺菌剤、香料などが皮膚トラブルの主な原因とわかった。

 池森は決めた。

「なら、添加物のない化粧品を作ればいい」

 従来、「化粧品とは夢を売るもの。香りもないような化粧品を瓶に詰めても売れない」とされていたのだが、池森は肌が荒れない無添加の化粧品を売り始めた。彼をバカにする業界の人間は少なくなかった。しかし、池森は自分でチラシを作り、近くのアパートや団地に配布し、徐々に顧客を増やしていったのである。

 島田は言う。

「当初は創業者がひとりで商品を配達したのですが、その後、通販形式に変え、今は店舗も全国にあります。おかげさまで現在、通販の化粧品では業界3位。もうひとつの柱である健康食品も同じく業界3位ですが、実はみなさんが当たり前のように使っている『サプリメント』という言葉を日本で広めたのは当社なんです」

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