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消えない傷あと 福島移住の柳美里氏が触れた被災者の思い

 最初に住んだのは、原発から25キロ地点の南相馬市原町区で、日本通運の倉庫を間借りして授業をしていた小高工業高校で自己表現と文章表現の講義を受け持っていました。

 そんななか、2016年7月の小高区の避難指示解除を受けて小高工業高校と小高商業高校が統合して「小高産業技術高校」となり、小高区に戻るという話を聞いたんです。それで、下校時はどんな様子なんだろうと原町区から車で25分離れている小高区に何度か行ってみた。そうしたら通学路周辺の家々の窓は真っ暗で、これでは生徒は心細いし、保護者も心配だろうと。

 避難指示解除に伴い、常磐線が一駅一駅復旧したんですが、下校時のダイヤは1時間~1時間半に1本。電車を待つ生徒や、帰還した住民、避難先から一時帰宅をした人が立ち寄れる本屋を開こうと思ったんです。昨年7月に小高区の中古住宅付きの150坪の土地を購入し、2年間暮らした原町区から転居しました。本屋部分の内装工事はほぼ終わり、4月9日に本屋「フルハウス」がオープンします。

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