有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

住銀・イトマン<下>“磯田天皇”の親バカが傷口を広げた

公開日: 更新日:

 河村は、伊藤寿永光に買い手探しを依頼。イトマンがいったん買い上げた後、伊藤が超高値で許永中に転売話を持ち込んだ。許は、この話にすぐに乗った。だが、許はロートレック・コレクションを買わなかった。逆に、許永中グループ3社を通じイトマンに絵画を売り込んだ。イトマンが購入した絵画、骨董品は総額678億円に上った。許は西武百貨店塚新店(兵庫県尼崎市)の美術担当課長を取り込み、鑑定書の偽造までさせていた。偽鑑定書を使い、絵画を担保にイトマンから巨額の融資を引き出したのである。

 90年2月、伊藤は理事・企画本部長としてイトマンに入社。6月に筆頭常務に抜擢される。これ以降、イトマン=住銀は、ゴルフ場開発を中心とした「伊藤プロジェクト」に巨費をつぎ込むことになる。

 これに相乗りしたのが許永中である。許はイトマンに、鹿児島県内のゴルフ場開発や絵画取引を持ちかけた。バブル最盛期の89年から90年にかけて、イトマンで雅叙園観光の経営肩代わり、ピサや許との絵画取引、伊藤プロジェクトが並行して進んでいった。

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