銀座セカンドライフ 片桐実央社長<2>生きがいを失った祖母が認知症に…

公開日:

 片桐は、おばあちゃんっ子として育った。祖母は東京・亀戸で小料理屋を営んでいたが、共働きの両親を持つ片桐のために店を畳んで孫を育てる道を選んだ。

 2003年、片桐は学習院大学法学部を卒業後、花王に入社。その翌年、祖母が67歳で認知症を発症する。

「物忘れと思い込みが激しくなりました。体は健康だったので、大変な介護をしたわけではなかったのですが、私のことも分からなくなったり、近所の人に迷惑をかけるようにもなったのです」

 その後、祖母はグループホームに入所する。

 恩返しをできなかったという後悔に打ちのめされた。

「ずっとお世話になったのに、自分が社会人になったら、『じゃーね』という感じになってしまって……」

 孫が成長すると、役目がなくなった祖母は引きこもりがちになっていった。しかし、法務・コンプライアンス部門に配属され、仕事にやりがいを感じていた片桐は、祖母の変化に気づかなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    豊洲市場の事故現場は“血の海”だった…目撃者は顔面蒼白

  2. 2

    6億円&原監督のメッセージ…巨人「FA炭谷取り」真の狙い

  3. 3

    「人の税金で学校」麻生大臣また舌禍で安倍政権の公約破壊

  4. 4

    袴田吉彦と“アパ不倫”の真麻さん 新恋人との「結婚」激白

  5. 5

    鼻を突く生臭さ…豊洲市場の内外で漂い始めた「腐敗臭」

  6. 6

    原巨人ため息…“陰のMVP”天敵フランスアは広島であと5年

  7. 7

    元武富士ダンサーズ 大西裕貴子さんが明かす“CM撮影秘話”

  8. 8

    ネットに顔さらされた運転手はホリエモンを訴えられる?

  9. 9

    関根正裕×江上剛 総会屋事件対応した2人が語る今の銀行界

  10. 10

    FA丸は残留が本音か “契約年数”上積みなら広島に勝機あり

もっと見る