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森達也氏が危惧 オウム以降の日本社会は「集団化」が加速

  ――そうした集団化を止めるためには、どうしたらいいでしょうか?

 リテラシーですね。メディアの情報に対しても、真実か虚偽かって二分化が進んだが、本来は二分できない。グラデーションがある。どこから見るかで変わる。ISだってもし僕が今、カメラで撮れば普通のおじさん、お兄ちゃんだと思いますよ。確かにISの組織自体は邪悪で凶暴です。でもだからといって、そこにいた人が全員邪悪かというと、そうではない。人間は単面的な存在ではないという意識を持ったうえで対処する。そうしたキャパシティーを持たないと、オウムによって始まった社会の善悪二分化がさらに進行する。その危惧をずっと持っています。

(聞き手=佐賀旭/日刊ゲンダイ)

▽もり・たつや 作家、明治大学特任教授。1956年広島県生まれ。立教大卒。テレビ番組制作会社などを経てフリー。98年映画「A」を公開。ベルリン映画祭に正式招待。11年「A3」で講談社ノンフィクション賞受賞。16年佐村河内守のゴーストライター問題を題材にした映画「FAKE」を公開。

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