有森隆
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有森隆ジャーナリスト

 30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし、取材・執筆活動中。「カルロス・ゴーン『経営神話』の自壊」(「月刊現代」2004年9月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号=最終号)などを執筆。ゴーン会長の欺瞞性を鋭い筆致でえぐり出した。この仕事ぶりが、今、再び脚光を浴びている。

TATERUと西京銀行<上> 第2の「かぼちゃの馬車」事件か

公開日:

 不動産会社と連携して高額物件をサラリーマンらに買わせる手法を、いつしか「スルガスキーム」と呼び習わすようになった。震源地は女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズ(倒産)に不正融資したスルガ銀行。金融庁は10月5日、同行に対し、投資用不動産向けの新規融資業務を対象に6カ月間の停止命令を出した。

 8月31日、東証1部上場のアパート企画・施工・管理会社のTATERU(タテル、旧インベスターズクラウド)が、顧客の預金通帳を改ざんし、銀行に融資の申請をしていたことが明らかになった。アパートの建設資金の借り入れを希望する人の預金残高を水増しして西京銀行(非上場、山口県周南市)の融資審査を通りやすくしていた。

 TATERUは改ざんの事実を認め、第三者委員会による調査に乗り出した。調査は3カ月程度かかる見通し。発覚前に1606円だった株価は9月13日、327円の年初来安値をつけた。下落率は実に8割に達した。

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