有森隆
著者のコラム一覧
有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

村上ファンド疑惑<上>ニッポン放送株の売り抜けで塀の中へ

公開日: 更新日:

 いかにも劇場型投資家らしかった。村上ファンド代表の村上世彰は2006年6月5日午前、東京証券取引所の兜倶楽部(証券記者クラブ)で会見を開いた。その足で東京地検特捜部に出頭。逮捕され、東京拘置所に勾留された。ニッポン放送株のインサイダー取引容疑である。

 社会現象ともなったホリエモンこと堀江貴文ライブドア社長によるニッポン放送=フジテレビジョンの乗っ取り騒動は連日、テレビのワイドショーを賑わし、「劇場型乗っ取り」と評された。

 その舞台裏では虚々実々の駆け引きが繰り広げられていた。仕掛け人は村上世彰。収益力、企業規模ともに大きいフジテレビがニッポン放送の傘下にある資本のねじれに目をつけた。03年7月、村上ファンドはニッポン放送株の7・3%を保有する大株主として登場した。

 買い占めた株をいかに高値で売却するかで勝負は決まる。市場で売り抜けるのか。会社側に買い取らせるのか、第三者に売却するのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田原俊彦が干された真相…「BIG発言」だけではなかった

  2. 2

    ジャニーズ退所・錦戸亮の争奪戦に名乗りを上げた大手プロ

  3. 3

    「女子アナ好き」の性癖と合コン主催の太いタニマチ

  4. 4

    相葉が手紙朗読で早くも確約?「嵐」活動再開への温度差

  5. 5

    騒動から3年 いまだ地上波に復帰できない「のん」の現在地

  6. 6

    お台場の海はなぜ汚いのか 水質を知り尽くす港区議が警鐘

  7. 7

    日本会議系に統一教会系…安倍新内閣はまるで“カルト内閣”

  8. 8

    CMや配信で復活の兆しも…「のん」が干された決定的な理由

  9. 9

    1979年に渡辺プロを独立 森進一が受けた“森潰し”の圧力

  10. 10

    大停電は人災「無電柱化」頓挫の元凶は電力ムラの利権体質

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る