有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

村上ファンド疑惑<下>実刑判決で過去最高11億円余の追徴金

公開日: 更新日:

 ニッポン放送株のインサイダー取引事件で証券取引法違反の罪に問われた村上ファンド元代表、村上世彰被告の判決公判が2007年7月19日、東京地裁で開かれた。高麗邦彦裁判長は「一般投資家ではなり得ない特別な地位を利用したプロによる犯罪で、買い付け額は類を見ないほど巨額。強い利欲性が認められ、非難に値する」と述べ、懲役2年、罰金300万円、追徴金11億4900万円余の実刑を言い渡した。追徴金はインサイダー事件では過去最高額となった。

 裁判の争点は、ライブドア(LD)がニッポン放送株の大量取得を決定したか。決定が村上被告に伝達されたか。村上被告にインサイダー取引の意思があったか――など。

 村上被告がLD側から資金調達の準備を「伝達」されたかどうかが焦点となった。同被告がこの話を聞いていればインサイダー取引が成立する。このため、両者の対立点は検察側が「村上被告に決定が伝達された」と主張する04年11月8日の会議で何が話し合われたかに収斂された。証人尋問にはLDから前社長の堀江貴文被告(別の証券取引法違反で1審実刑、控訴中)、前取締役の宮内亮治被告(同)が出廷し証言した。

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