アサヒ飲料 岸上克彦社長<4>親会社が2度も変わる波瀾万丈

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 アサヒ飲料社長の岸上克彦は、もとはカルピス食品工業(現・アサヒ飲料)の出身。カルピスは1990年に「味の素」と業務提携し、翌91年に発売した「カルピスウォーター」が大ヒット。その後、カルピスの経営は順調だったが、今度は親会社である味の素が、事業ポートフォリオを絞り込む過程でカルピス売却を決断した。

 譲渡先は、アサヒビールやアサヒ飲料を傘下に持つ「アサヒグループホールディングス」で、2012年のことだった。2度も親会社が変わることで、岸上も再びショックを受けたが、当時はすでにカルピスの役員に就いており、部下や社員の動揺を払拭する役回りも担っていた。

「社員の不安感はものすごくあったと思います。大事なのは事実をきちんと伝えること。アサヒグループ入りで、より広いフィールドで大きな仕事ができるけど競争も激しくなる。アサヒグループの人と一緒に切磋琢磨しなきゃいけないんだからと」

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