有森隆
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有森隆ジャーナリスト

 30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし、取材・執筆活動中。「カルロス・ゴーン『経営神話』の自壊」(「月刊現代」2004年9月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号=最終号)などを執筆。ゴーン会長の欺瞞性を鋭い筆致でえぐり出した。この仕事ぶりが、今、再び脚光を浴びている。

小野薬品工業<下>オプジーボの対価で本庶氏と“冷戦状態”

公開日:

 製薬業界では年商1000億円を超える新薬をブロックバスターと呼ぶ。オプジーボはブロックバスターの仲間入りを果たした。

 米医薬コンサルティング会社IQVIAの調査によると、17年度のオプジーボの世界売上高(提携先の売上高も含む)は約55億ドル(約6000億円)だった。5年以内に100億ドル(約1兆1000億円)台に達すると予想している。ロイヤルティー収入を含め小野薬品の業績に大きく寄与するのは間違いない。

 その上、特許が有効な31年ごろまで安定した収益が見込める。

 小野薬品は大型薬の特許が切れ収益が急減するパテントクリフ(特許の壁)となる前に、新たな挑戦を始めることになるが、「日本の製薬会社は資本力が弱い」「決断するまでに時間がかかる」といった本庶氏の苦言に真摯に耳を傾ける必要があるのではないのか。

 新薬に挑戦している研究者は、小野薬品がどう決断するかを注視している。

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