被災地支援でニーズ高まるも…「移動ATM車」が抱える課題

公開日: 更新日:

 京都銀行は9月の台風21号で停電した北桑支店(京都市)に移動店舗車を2日間派遣。現金引き出しに加え、搭載した発電機でスマートフォンの充電にも対応し、「災害時に(スマホなどの)通信手段を確保したい顧客のニーズに応えた」(広報調査室)という。

 信金中央金庫地域・中小企業研究所の刀祢和之上席調査役は「大規模災害への備えとして最低限の金融サービスを提供できる移動店舗車を手当てする価値は大きい」と指摘する。ただ、同研究所によると、4月時点で移動店舗車を持つ地域金融機関は5信金と約20地方銀行にとどまる。

 最大のネックはコストで、従来1台当たり1億円以上かかっていた初期投資費用が半分程度になったとはいえ、まだまだ金融機関の負担は大きい。刀祢氏は「購入する金融機関が増えれば、車両価格の低下が進み、さらなる普及につながる」と話す。移動店舗車を活用した金融サービスを、いかに利益につなげるかも課題となりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ドトールのコーヒーはスタバよりも安い」は本当か?

  2. 2

    “バブリーダンス”伊原六花 「なつぞら」東京編の起爆剤に

  3. 3

    所属議員も鼻白む 自民党“ネトウヨ冊子”配布で参院選対策

  4. 4

    「嫌いな女」10位に広瀬すず “炎上発言”とゴリ押しアダか

  5. 5

    大戦中に恋に落ちて…元米軍兵士と仏女性が75年ぶりに再会

  6. 6

    フジ月9出演も決定 「なつぞら」母親対決は山口智子に軍配

  7. 7

    向こう見ずな首相のイラン訪問 取り返しのつかない大失敗

  8. 8

    レアル入りタイミング最悪…久保建英が南米DF陣に狙われる

  9. 9

    全米爆笑!バスに乗り遅れ学校サボった男の子の“弁明書”

  10. 10

    「チルドレン」存在と不祥事のデパート化の因縁

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る