幻と消えたGM“CEO”の椅子…米政府はゴーン手腕を評価せず

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「カルロス・ゴーンが自ら日産自動車を離れるとしたら、あのタイミングしかなかった」と、グローバル自動車メーカーの動向に詳しい経済シンクタンク研究員は振り返る。それはリーマン・ショックの直撃を受けた世界規模の自動車不況だ。

 かつては世界最大の自動車メーカーだった米ゼネラル・モーターズ(GM)も深刻な業績不振に見舞われ、2009年6月に連邦倒産法第11章の適用を申請して倒産、国有化された。その立て直し役として、ゴーンの名が急浮上したのである。

 米フォーチュン誌は「誰がGMワゴナー(最高経営責任者=CEO)の後任になれるか?」と題した記事で、日産再建という「歴史的偉業」を達成したゴーンの名を挙げた。経済メディアで火がついた待望論を受けて、ゴーンは「自分ならGMを再建できる」と水面下で売り込みをかけていたという。「ゴーンの名誉欲は強く、最終目標は世界最大の自動車メーカーであるGMのCEOだった」と、前出の経済シンクタンク研究員は指摘する。

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