有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

タカタ 戦後最大の倒産<下>問題の最中に社長は豪邸建設

公開日: 更新日:

「殺人犯はタカタだった」――。2014年10月、米ニューヨーク・タイムズ紙の1面に衝撃的な見出しが躍った。この報道をきっかけに全米メディアが一斉にエアバッグ破裂の危険性を取り上げるようになった。やり玉に挙げられたのが自動車メーカーのホンダと当事者のタカタだった。

 その頃、会長兼社長の高田重久は何をしていたのか。「週刊文春」(15年8月13・20日号)は、「エアバッグ タカタ社長5億円の大豪邸を新築していた!」と報じた。東京・品川の高級住宅街に豪邸を建てた。竣工は15年3月。リコール問題がすでに浮上していた時期に着工した。まともな経営者なら工事を中断する、と囁かれた。経営感覚のなさに驚かされる。

 重久はまったく信頼されていなかった。15年6月25日の株主総会後の記者会見で、「経営の意思決定に母親の意見が反映されているのではないのか?」と、大変失礼な質問が出た。記者たちは重久を母・暁子の「操り人形」としてしか見ていなかった証拠といえる。

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