日本電産<下>人の倍働くから残業ゼロへ…働き方変貌の真意

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 精密小型モーターで世界シェアトップを誇る日本電産。現会長の永守重信氏(74)が1973年に創業、一代で1兆円企業に育て上げた。

 その成長の原動力となったのがモーレツ主義だった。「人の倍働く」が日本電産の信条で、永守氏自身、「元日の午前しか休まない」と宣言、1年365日、朝6時から夜10時まで働き続けた。

 トップが働けば社員も働かざるを得ない。残業前提のハードワークが、日本電産を電機業界の勝ち組企業へと育て上げた。

 ところが2016年10月に永守氏は、「20年に残業をゼロにする」と宣言、従来方針を百八十度転換した。

 永守氏が働き方改革を考えたのは、1兆円達成が現実のものとなったためだ。今後、2兆円、3兆円、さらには10兆円企業を目指すには、経営のレベルをもう一段高いところへと引き上げ、生産性を高める必要がある。そのためには働き方改革が不可欠だと考えたのだ。

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