元山仁士郎さん「一強の安倍政権だからこそ賢明な判断を」

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■沖縄の心が分かる政治家が少なくなった

――転じて、国政の場での沖縄への理解をどう見ますか。活動を通じて少なくない数の政治家と議論を重ねてきた。投票結果の背景には歴史的経緯はもちろん、1999年の政府と沖縄県の合意を受けた閣議決定を反故にした不信感もありますよね。普天間返還に動いた橋本政権の流れを受けた小渕政権は、新基地建設の条件を「15年使用期限」「軍民共用空港」としましたが、小泉政権は条件を取っ払って恒久基地化を推し進める閣議決定をした。

 そうした経緯を含め、沖縄の置かれた現状をキチンと理解している方は少ないんじゃないでしょうか。東京の政治の世界で、沖縄が抱える問題に関心がある人は残念ながら少なくなってきている印象です。菅官房長官はかつて翁長前知事に「戦後生まれだから沖縄の歴史は分からない」と言い、「戦後の強制接収が普天間問題の原点」という翁長前知事の主張に対し、「賛同できない。戦後は日本全国、悲惨な中でみなさんが大変ご苦労された」と一蹴したこともある。少女暴行事件をきっかけに、日米地位協定の見直しと米軍基地の整理縮小への賛否を問うた96年の県民投票の結果(賛成91・3%、反対6・4%)を受けて米政府に掛け合った橋本元首相や、沖縄サミットの開催を決めるなどして沖縄振興に力を注いだ小渕元首相の時代と比べると、沖縄の心が分かる政治家が少なくなってきたと思います。

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