有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

デサント<下>“恫喝テープ”まで飛び出した伊藤忠との戦い

公開日: 更新日:

 18年、両社の不信を決定的にする“事件”が起きた。6月25日、決算報告に訪れたデサントの石本社長を伊藤忠の岡藤氏が面罵するテープが流出。「週刊文春」(18年11月1日号)は〈伊藤忠のドン岡藤会長の“恫喝テープ”デサント社長に「商売なくなるで」〉と報じた。〈「ここまでナメられたら、やってられへん。俺のことをバカにしとるのか」。任侠映画さながらのセリフが飛び交ったのは一流総合商社の応接室だった。カリスマ経営者と、全く反論できないメーカー社長。約40分間の“恫喝テープ”にはどんな会話が残されていたのか〉と伝えた。

 石本氏のかたくなな姿勢に、伊藤忠は実力行使を決断。デサントへの出資比率は25%だったが、7月4日以降、デサント株を順次、買い増し、資本の論理でデサントを抑え込む。

 すると8月末、デサントはワコールホールディングスと包括業務提携を結んだ。取締役会に緊急動議を提出して機関決定したもので、伊藤忠出身の取締役に事前の根回しはなかった。

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