重道武司
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重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

旧村上ファンドが虎視眈々 日立製作所が日立化成を売却へ

公開日: 更新日:

 一方、こうした日立の構造改革に伴うグループ再編の動きを格好の商機とみて「虎視眈々と爪を研いできた」(関係筋)とされるのが旧村上ファンドだ。再編対象企業から「日立」という絶対的な安定株主がいなくなれば、そこに何らかのつけ入るスキが生じるとみたのだろう。

 その“餌食”となった旧子会社の代表格ともいえるのが電池や美容家電などを手掛けるマクセルホールディングス(旧日立マクセル)だ。日立の保有株放出と平仄を合わせるかのようにじわじわと株を買い占められ、今年4月22日までに村上世彰氏の長女・野村絢氏と系列投資会社2社に計13・98%を握られたのだ。

 慌てたマクセル側は同26日になって2020年3月期配当水準の前期比約8倍増への引き上げと自社株買いを発表。株主還元総額は予想期間利益の7倍近い200億円規模に及び、手持ち現預金がほぼ枯渇する形となる。とんだ厄災――か。

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