暴言で辞職も得票率7割で再選 泉房穂明石市長が語る市民愛

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胸を張って「明石です」と言える町にするのが私の償いであり、責任

 ――歴史的、全国的に見ても珍しい現象ではないか。

 言い過ぎるといけない立場ですが、たしかにそうかもしれません。子育て世代が牽引して市長を選ぶなんて日が来るとは思いもしませんでした。私は20歳の頃から、日本はあまりにも子供に冷たく、子供を親任せにして親の持ち物的な扱いをするから、貧困や虐待の原因に、つながっていると考えていた。社会全体で子供を育てていくようにしたいと思い、市長になりました。今や子供に関する予算は昔の2倍、子供を担当する職員数は昔の3倍で、明石はまさに子供の町です。それを市民が理解し、応援してくれるようになったことがなによりうれしいです。

――今回の一件で自分の中で何が変わったか。

 もともと、「明石ラブ」だったんですが、それに加えて「市民ラブ」「民主主義ラブ」です。市民との絆が一層深まり、クサいけど民主主義は凄いと思いました。かつて明石の友人が合コンで出身地を聞かれ、「(隣の)神戸」と言ったのを聞いて本当に腹が立った。自分の住んでいる地域を卑下したり、隠したりせず、胸を張れる町、誇れる町にするのが、私にとって重要なテーマでした。それが私のせいで、「明石」の名前を口にできない状況をつくってしまった。「明石」と答えただけで、「あの市長の」と言われてしまう。そうした事態を招いた責任を痛感しています。市民が全国どこへ行っても「どちらからですか」と聞かれ、「明石です」と胸を張って言える町にするのが、自分のしたことに対する償いでもあり、責任でもあるとあらためて思い返した。愛するこの町のために愛する市民とともに、これからもベストを尽くしてやれることをやっていきたい。

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