真保紀一郎
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真保紀一郎経済ジャーナリスト

スズキ<下>記者が鈴木会長の「衰え」をはっきり感じた瞬間

公開日: 更新日:

 5月10日、スズキの決算発表が行われた。この日は、久々に鈴木修会長が姿を現すとあって、会場には多くの記者が集まった。

「異変」が起きたのは会見終盤のことだった。

 完成車検査不正などの質問が一通り出た後、ある記者が米中貿易摩擦についての見解を聞いた。

 鈴木氏は最初「アメリカと中国が喧嘩をすれば世界が不幸になる」と差し障りのないことを答えていたが、その後、なぜか話は違う方向へと向かい、「10連休の間、4日間は仕事をしていた」など、質問とはまったく関係ないことを脈絡なく話し続けた。

 会場にいた記者の誰もが、鈴木氏の「衰え」をはっきりと感じた瞬間だった。

 鈴木氏は1930年1月30日生まれ。半年後には90歳を迎えるのだから、衰えが目立つのは当然だ。

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