セントラルスポーツ 後藤忠治会長<1>五輪出場が人生の挫折

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 九死に一生を得て復員した父は会社員として働き始めるが、後藤家も当時の日本の一般家庭同様、貧しかった。正座して囲んだちゃぶ台には、薪で炊いた1升の米と味噌汁と少しのおかずだけがのっていた。

「おかずは鯨のフライ1切れやマルハの魚肉ソーセージ1本。それを家族全員で分け合っていました。ソーセージなんて2ミリくらいにうすーくスライスして、1人2切れ。だから、ちょっとかじってはご飯をかきこむ、という具合でしたよ」

 現在、後藤は182センチの堂々とした体躯を誇るが、子どもの頃は周りの子どもより少し大きい程度。当時の栄養状態ではむべなるかな。それでも健康体が育まれたのは、近所を流れる江戸川の自然のおかげだ。

 小学校に上がっても家の中で勉強するより、外で元気に遊び回る子どもだった後藤はザリガニを捕り、ウナギなどを釣って食べた。川べりに生えているセリやハコベ、タンポポも、食膳の足しにした。

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