西尾正道氏 原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人”

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 トリチウムは食物連鎖で次々に生物濃縮します。動物実験で母乳を通して子どもに残留することも報告されています。処理コストが安いからといって海洋放出することは人類に対する緩慢な殺人行為です。

 ――原発敷地内にたまってしまった汚染水の解決方法はありますか。

 汚染水からトリチウムを分離する技術を近畿大学が特許申請中で、それが実現すれば海に流すことができます。汚染水の原因となっているメルトダウンをロボットを使用して処理しようとしていますが、ロボットのCPUも高線量が当たれば壊れます。最終的にはチェルノブイリ原発と同様に原子炉全体を箱に入れるように覆う石棺化しかありません。

 ――自著の「患者よ、がんと賢く闘え!」では、放射線の光と闇について書かれていますね。

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