加藤官房長官と岸防衛相…安倍ファミリー枠で“情実人事”
16日発足する菅義偉新政権は、やっぱり再任閣僚だらけの「安倍居抜き内閣」だった。最も注目された官房長官は、加藤勝信厚労相(64)の横滑りとなったが、この人事にも安倍前首相の影が見える。それも「安倍ファミリー」の意向に応えた“特別枠”のようなものだというからア然だ。
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加藤氏が官房長官に抜擢されたことについては、第2次安倍政権で菅新総裁と正副官房長官としてコンビを組み、旧大蔵官僚出身で政策全般に詳しいためなどと解説されている。実際、「副長官時代は、省庁間の調整や菅長官の特命案件を担当していた」(官邸関係者)という。
だが、もっと別な理由があると言うのは安倍周辺の関係者。
「これはゴッドマザー案件。安倍さんが母親からの強力なプッシュを受け、菅さんに頼んだんだろう」