孫崎享
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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

菅首相は二階幹事長の習主席「国賓」発言にどう対応するか

公開日: 更新日:

 米国大統領選挙で、共和党のトランプ候補が民主党のバイデン候補を叩くひとつの項目が中国である。

「もしバイデンが勝てば、この国は中国に支配される」

「中国は我々から盗んだ金で経済力、軍事力を強化している」

「私は軍事力を強化してきたが、さもなかったら中国に脅かされている」

 さらにオブライエン大統領補佐官は「中国が米選挙にとって最大の脅威」と語っている。

 こういった発言は単に選挙用スローガンにとどまらない。米国は中国経済が規模、質の両面で米国経済を追い抜くことに危機感を強めており、今や「中国脅威論」は共和党・民主党双方の共通認識になっている。

 米CIA(中央情報局)によると、世界の経済力を購買力平価ベースで比較した場合、中国の25兆ドルに対し、米国は19兆ドルだ。通信の質・量の大幅増は今後、通信・医療・教育・運輸などさまざまな分野で革命的変化をもたらすと言われているが、高速通信の規格である「5G」技術の特許数で、中国の「ファーウェイ」は3325件、同「ZTE」は2204件、他方、米国の「クアルコム」は1330件、同「インテル」は934件である。

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