TV討論会でトランプ「バイデン認知症」作戦で巻き返し狙い
11月の米大統領選を控え、日本時間30日から始まった、共和党のトランプ米大統領(74)と民主党のバイデン前副大統領(77)によるテレビ討論会。直前の27日、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)に“脱税”疑惑をすっぱ抜かれ、劣勢のトランプは計3回の討論会で巻き返しを図る。
NYTによると、トランプは過去15年のうち10年間も所得税をチョロまかしていた。支持率に響くかと思いきや、ほぼ無傷だ。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」を見ると、25日の各種世論調査の平均はバイデンとの差が6ポイント。疑惑発覚後の28日には5ポイント差に縮まった。
「脱税は犯罪行為に当たるので、訴追される可能性があります。しかし、共和党支持者の8割は強固なトランプ“信者”。問題視していないのでしょう」(国際ジャーナリストの堀田佳男氏)