LGBT差別に続き女性蔑視 杉田議員を放任する自民党の責任
9月25日、自民党政調の内閣第1部会等合同会議で、女性への暴力や性犯罪に関して、杉田水脈代議士が「女性はいくらでも嘘をつけますから」と発言したとのことである。相変わらず雑な発言である。
例の「LGBTには生産性がない」という発言の時も、まず「生産性」の定義をせずに、LGBTに限らず全ての個人ごとに「生産性」は異なるにもかかわらず、要するに「全てのLGBTは生産性がない」と決めつけてしまった。
これでは批判が噴出して当然である。この人は明らかに言葉と論理の基礎知識に欠けると言わざるを得ない。
ところが、会議後に記者団に問われて、杉田議員は「そんな事、言っていない」と否定したとのことである。しかし、会議に参加した複数の関係者が同議員の問題発言を確認した。どうやら、この人は平然と嘘をついていることになる。
議員という公人が総合雑誌誌上や自民党の会議という公の場で発言した行為は、憲法21条が保障する表現の自由の行使である。だから、発言自体は後に逃げたり隠したりすべき事ではない。