春名幹男
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春名幹男国際ジャーナリスト

1946年生まれ。元共同通信特別編集委員。元名大教授。ボーン・上田賞受賞。著書に「秘密のファイル CIAの対日工作」など。

負けたら監獄…疑惑まみれのトランプ守る現職大統領の特権

公開日: 更新日:

 ドナルド・トランプ米大統領の所得税問題は、ニューヨーク州マンハッタン地検のサイラス・バンス検事も厳しく追及している。

 検事の捜査で違法性が証拠付けられた場合、どうなるのか。その捜査に立ちはだかっているのが、現職大統領は刑事訴追されないという「特権」の壁である。しかし、11月の大統領選挙で落選した場合、その特権は行使できなくなるのだ。

 バンス検事は、税金の問題では、過去8年間にわたる大統領の所得税関係文書を提出するよう、大統領の個人会計事務所「メイザーズUSA」に「召喚状」を発出した。これに対してメイザーズ側は大統領特権を盾に提出を拒否、最高裁まで争った。最高裁は、第三者のメイザーズ側には大統領特権を行使する権限はないとして、高裁に差し戻し、現在も審理中。

 バンス検事はこのほか、①トランプ氏による保険と金融の不正問題、②前回大統領選前に「口止め料」として元愛人のポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんに13万ドル(約1370万円)、モデルのカレン・マクドゥーガルさんに15万ドル(約1580万円)を支払った公職選挙法違反容疑――を捜査中とみられる。

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