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監禁2年の恐怖支配…被害少女は「PTSD」から立ち直れるか

 日本中を震撼させた埼玉県朝霞市の中3少女誘拐事件。心配なのは、寺内樺風容疑者(23)によって2年間監禁されていた少女(15)の精神状態だ。

 少女監禁では1990年に新潟県三条市で誘拐された9歳の女児が、9年2カ月にわたって自由を奪われた事件が思い出される。この事件を取材したルポ「汚れなき男の眼に」の著者でジャーナリストの窪田順生氏はこう分析する。

「新潟の少女は小学校時代に誘拐され、“逃げても無駄だぞ”“逃げたら、おまえの家族を誘拐する”と脅されたため、犯人が外出しても家から脱出できませんでした。恐怖支配を受けていたのです。しかも長期間のため、自分の家がなくなったかもしれないとの気持ちが湧き起こり、さらに脱出願望を押しとどめた。それでも少女は自分と家族の名前を忘れないよう、ノートに書き続けていました。今回の朝霞の少女は誘拐時13歳でしたが、やはり恐怖心を植えつけられ、犯人が大学に行っているときでも大声を出せず、逃げられなかったのでしょう。ただ、犯人には従順に接しながらも、いつか逃げ出そうとの意欲は失っていなかったと思われます」

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