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佐川印刷元役員ら不正流用 90億円の使い道と海外逃亡生活

 佐川印刷の子会社の資金を不正流用したとして、京都地検は15日、渡航先のフィリピンから強制送還された佐川印刷の元役員、湯浅敬二(63)と元社員の宮口孝(63)の両容疑者を逮捕した。湯浅容疑者は1年8カ月にわたり、逃亡生活を続けていたが、先月、不法滞在の疑いでフィリピン当局に拘束されていた。

 湯浅容疑者は2007年から14年にかけて子会社の財務経理を担当していた宮口容疑者と共謀し、ネットバンキングで正式な社内手続きを取らず、子会社から約4億円をだまし取った疑い。不正流用は計約70回におよび、総額90億円に上るという。

「湯浅容疑者が取締役に就任したのは12年です。それ以前から不正が行われていたということは、それなりの立場だったのでしょう。どうやら不正送金した90億円の使い道は、シンガポールのサーキット場運営に約54億円、京都府のゴルフ場買収に約13億円、元横綱が関与するモンゴルの金融機関に約4億円、本人経営の会社の運用資金に16億円だったようです。湯浅容疑者は昨年1月、取締役を辞任する直前に不正流用を認め、地検の捜査が本格化する2月から連絡が取れなくなった。会社は昨年3月、90億円のうち、4億円について湯浅容疑者を刑事告訴していますが、なぜ7年間も同じ手口で不正が行われながら気付かなかったのか不思議です」(捜査事情通)

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