3年間も公表されず 棟方志功作品すり替え事件の犯人像は

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「ルパン三世のしわざじゃないの?」と話題になっているのが棟方志功の版画のすり替え騒動だ。

 神奈川県が県民ホールの緞帳の原画として300万円で発注し、1974年に棟方本人から納品された。その後は同ホールの館長室に飾っていたが、2013年に鎌倉市の県立近代美術館に移した。

 翌14年5月、同美術館が「新収蔵品展」を開催した際、観覧者から「レプリカではないか」と指摘され、調べたところ普通紙にカラーコピーしたものと判明。このことを神奈川県は17日になって公表したわけだ。これまで公表せず警察に通報もしなかった理由については「この3年間、県民ホールを捜していました」(文化課)と苦しい釈明を繰り返すばかり。

 おそらくは盗難事件だが、気になるのは誰が、いつ、どんな方法ですり替えたかということ。カギを握るのはカラーコピーが上下逆さまに額に貼り付けられていた事実だ。額の裏側にある吊り下げ用のヒモの位置を変えた形跡があったため、犯人はすり替えの際に上下逆さまに気付いたが、時間の余裕がないので貼り直さず、額縁ごと逆さまに飾れるよう細工したと思われるのだ。

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