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覚醒剤で錯乱の山口組系組員 駆け込んだ先は警察署だった

「さっき、車の中でシャブ打ったんや。シャブやったから、頭がおかしくなっとる。誰かに追われとるんや。逃げなアカン。助けてくれや!」

 静まり返った深夜の警察署に駆け込んできたのは、シャブ中のヤクザだった。

 先月19日の午前1時30分ごろ、兵庫県姫路市に住む男(43)がひとりで、網干警察署に自家用車を乗り付けた。黒の短髪でジャンパーを羽織ったその男は、対応にあたった署員らにこう助けを求めたという。

 宿直していた刑事が男と接見し、覚醒剤による幻覚症状だと判断。氏名を聞いて照会したところ、指定暴力団山口組系組員と判明。尿を採取して鑑定し、陽性反応が出たため、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕した。

「腕を調べたら注射痕が見つかった。何でも、シャブの前科が10犯以上あって、体にはリッパなモンモンが入っとったようや。結局、車の中からブツは見つからず、どこで打ったんか、どこで手に入れたんか、何もしゃべらへんそうや。ヘタなこと言うたら、組に迷惑がかかると思っとるんやろう。自分が極道やということも言うてへんみたいや」(捜査事情通)

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