リニア談合 鹿島部長「受注を望まない」と他社に伝える

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 リニア中央新幹線をめぐる談合事件で、東京地検特捜部が独禁法違反容疑で逮捕した大手ゼネコン鹿島の部長、大沢一郎容疑者(60)が、駅新設工事の受注を希望しない意向を他社の担当幹部らに伝えていた疑いのあることが分かった。

 大沢容疑者は2014~15年、大成建設の常務執行役員だった大川孝容疑者(67)や大林組、清水建設の担当幹部らと、リニアの品川、名古屋両駅新設工事の受注予定企業を決めることで合意した、として逮捕された。

 談合が行われたとされる工事は、いずれも発注元のJR東海が複数の企業を指名し、各社に見積価格を提出させる方式だった。大沢容疑者は受注を望まない意向を他社に伝え、大手4社の担当者らは品川駅2工区の受注予定企業を清水建設と大林組、名古屋駅1工区を大成建設と決めたという。

 その結果、品川駅北工区は15年9月に清水建設の共同企業体(JV)、南工区は同10月に大林組のJVが受注。ところが、16年9月に名古屋駅工区を受注したのは大林組だった。大川容疑者はこの経緯から、特捜部の聴取に対して「希望通りになっておらず、談合は成立していない」と容疑を否認していたという。

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