50億円の覚醒剤密輸 泳がせ捜査で“秘密工場”摘発の舞台裏

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「泳がせ捜査」で覚醒剤精製の「秘密工場」を突き止めた。

 警視庁組織犯罪対策5課は27日、米国から覚醒剤約78キロ(末端価格約50億円)を密輸したなどとして、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入・製造)の疑いで住所、職業いずれも不詳の米国籍のホアン・マシュー容疑者(25)を再逮捕したと発表した。

 マシュー容疑者は昨年12月上旬、90日の短期ビザで来日。同じ頃、検査場で東京税関が、米カリフォルニア州から国際小口航空貨物で届いた段ボール箱から、約12・7キロの覚醒剤を発見。「シュリンプ」と書いてあるエビの調味料の中に、小口に分けた覚醒剤が入った袋があった。

「麻薬の密輸の摘発には、
『コントロールド・デリバリー(泳がせ捜査)』と言われる捜査手法がある。

 麻薬の密売を察知した時点で、運び人を泳がせて組織を一斉に摘発するというもの。証拠品をあえて押収せずに、そのまま流す、あるいは中身を替えて届け先に送る2種類の方法です。今回、覚醒剤を別のものに入れ替え、明記された東京都豊島区高田の住所にそのまま送った。本人名義で借りていた民泊マンションで待機していたマシュー容疑者が箱を開けたのを捜査員が確認し、薬物所持の疑いで現行犯逮捕した。さらに同じ時期に、国際スピード郵便で約65キロの覚醒剤が送られてきた。押収した覚醒剤は合わせて約78キロになります」(捜査事情通)

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