51人から24億円詐欺 元JTB関東社員のダマしの手口と使い道

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 その額なんと24億円!

 大手旅行会社JTBの100%子会社「JTB関東」(さいたま市)の元社員で住所不定、アルバイトの田村泰暢容疑者(49)が8日、架空の外貨両替サービスで現金を詐取したとして、詐欺の疑いで栃木県警に逮捕された。

 田村容疑者は同社の営業職だった2016年、知人の紹介で知り合った群馬県前橋市の会社役員の男性に「円をドルに両替すると、銀行から会社に手数料8%が戻る。顧客はその半分の4%を受け取れる」とウソの儲け話を持ち掛け、現金1000万円をダマし取った疑い。県警は、2010年ごろから同様の方法で51人から約24億円をかき集めていたとみているが、その「手口」はあまりにも巧妙だった。

「田村容疑者はJTB関東のれっきとした社員でしたから、会社の車で顧客宅を訪れ、社員証を見せ、名刺交換をしていた。JTBは海外旅行者向けに外貨両替を行っていますので、その公式パンフレットを使って顧客に説明し、実際の申込書を使用して預かった金額を記入。お客さま控えを渡し、JTBの名前が入った領収書をきっていた。後日、日本円をドルに両替して、手数料分の現金と合わせて支払っていた。出資者の知人や仕事で知り合った客に声を掛け、顧客数を増やし、数カ月ごとに手数料を渡していた。ドルを日本円に再両替したり、元本の返還に応じるなどして顧客を信用させていたのです」(捜査事情通)

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