特定失踪者家族の藤田隆司さん「父は長年兄を恨んでいた」

公開日:  更新日:

 北朝鮮からの脱北者が2004年の夏に持ち出した一枚の写真。鑑定すると1976年に行方不明になった藤田進さん(当時19)だった。弟の隆司さんは埼玉県警に告発状を提出、自身で調査を始めた。現在、「特定失踪者家族会」の副会長として活動を続ける。

「1つ年上の兄貴が突然いなくなったのは、俺が高校3年の2月。大学受験の真っ最中でした。結局、受験に集中できなくなり1浪して、学費を稼ぎながら夜学へ通い、建築関係の仕事に就いたのですが、なるべく兄貴のことは忘れようとしました」

 父は鋳物工場に勤務、母は中学2年の時に病死。男3人で、家事も分担する暮らしだった。

「勉強ができて、運動神経も体力も子供の頃から抜群だった兄貴とは、ほとんどケンカしたことはなかった。自分が負けますから。親父は『大学にも進学できるような良い環境を捨てやがって』と言っていましたね。『そんなに俺が嫌いだったのか』と、家出した兄貴を長年恨んでいました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “年金博士”警鐘 支給年齢「68歳引き上げ」が意味すること

  2. 2

    早とちり小池知事…都が鑑定の“バンクシー作品”には型紙が

  3. 3

    地方は“安倍自民NO” 高知新聞「内閣支持率26%」の衝撃

  4. 4

    JOC会長を猛批判 小池知事に長男・竹田恒泰氏との“因縁”

  5. 5

    広島対策は“丸投げ”? 巨人スタッフ会議で投打コーチ言及

  6. 6

    常盤貴子「グッドワイフ」上昇のカギは美魔女の輝きと気概

  7. 7

    巨人は先発6人以外“全員中継ぎ” 勝利の方程式を追加構想

  8. 8

    年商200億円の深キョン新恋人 “ホコリだらけ”の女性遍歴

  9. 9

    ドラ1左腕も“被害者”か…岩隈加入で巨人若手が行き場失う

  10. 10

    ボールの下にバットを入れる“ホームラン打法”に対する誤解

もっと見る