伊勢市女性記者行方不明<前編>事件には2度の転機があった

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 平成も未解決事件は数多く発生した。1998年11月24日、三重県伊勢市の編集記者、辻出紀子さん(当時24)が失踪した事件もそうだ。20年経つが解決しそうな様子はない。両親に捜査の進捗を聞いた――。

「当時、警察は娘の失踪を事件だと思っていなくて、単なる行方不明だとみなしていました」

 初動の遅れについて話すのは、母親の辻出美千代さんである。

 紀子さんは事件当日、勤務先の出版社に出社していた。午後11時すぎに会社を出てある男に会った後、消息を絶った。最後まで会っていたという人物は、紀子さんがかつて取材した人物。警察はその人物を年が明けてからやっと任意同行で取り調べ、翌月に別件で逮捕した。

「弁護士がついてからというもの、男は黙秘するようになり、証言を変遷させたんです」(父親の泰晴さん)

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