9.11米同時多発テロ事件<前編>2機目が夫が勤務するビルに

公開日: 更新日:

 2001年9月11日、アメリカ同時多発テロが発生した。当時34歳だった杉山陽一さんを含め、日本人24人も犠牲になった。妻・晴美さんは、幼子を2人抱え、3人目を妊娠中だった。遺族となり、現在はメンタルケア協会の精神対話士として活動を続けている。

「テロっていうのは、私たちのような本当に平凡な一市民が巻き込まれるものです。気を付けようがないかもしれないけれど、少なくとも他人事ではないことを知っておいてほしいですね」

 事件当時3歳だった長男も20歳になった。晴美さんは今、日本人に伝えたいことがあるという。

「私も長男もテロとの戦いには『報復しても意味がない』と思っています。いまだにテロが世界中で続いていますから、報復で解決は望めないのです。(9・11同時多発テロの首謀者とされる)ビンラディンだって、本当は引きずり出して、背景に何が起こっていたのか、なぜそういうことをしたのか、きちんと話してほしかった。でも、本人の姿も見ない間に“殺害した”とニュースだけが流れてしまった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    6億円FAが補欠かも…巨人炭谷の正捕手を阻む小林の“鬼肩”

  2. 2

    安倍首相またウソ “自衛官の息子涙目”逸話には元ネタあり

  3. 3

    官邸文書申し入れ問題 記者イジメなぜ内閣記者会ダンマリ

  4. 4

    もし“キャンプ番長”斎藤佑樹の指導者が栗山監督以外なら…

  5. 5

    夏の甲子園準Vの日本文理野球部で…窃盗事件もみ消し疑惑

  6. 6

    自民・田畑毅氏離党か…永田町で飛び交う“女性醜聞”の中身

  7. 7

    ゲレーロ濃厚も…巨人の“超大穴”左翼を他球団が密かに警戒

  8. 8

    乙武さんがハーフ美女と再婚へ 日刊ゲンダイもデート目撃

  9. 9

    日本初「事業再生支援会社」の着手案件が次々と破綻危機

  10. 10

    まるで残尿内閣…統計不正キーマン“チョロ出し”の時間稼ぎ

もっと見る