金沢ガールズバー死体遺棄 犯行動機は激しい憎悪と怨恨か
トラブルの原因は「金」だったようだ。
金沢市でガールズバーを経営する喜多あき乃さん(30)が9日未明に首を絞め殺され、自宅から約100キロ離れた石川県能登町の山林に死体が遺棄された事件。
喜多さんと共同で大阪市内の関連店舗を経営していた遠藤翼容疑者(28=自称大阪市)が15日、死体遺棄容疑で石川県警に新たに逮捕された。
これで逮捕者は、ガールズバー従業員の佐藤祐樹(27=金沢市)と大阪市の関連店舗従業員の岡本充治両容疑者(44=自称大阪市)に次いで3人目となった。スマートフォンの解析から、遠藤容疑者が首謀し、2人に指示を出していたことが判明した。捜査事情通はこう話す。
「遠藤容疑者は5年ほど前、金沢市内の別のガールズバーでボーイとして働いていて、そこで喜多さんと知り合ったようだ。喜多さんが店から独立し、ガールズバー『LieTo(リエット)』を出すことになり、遠藤容疑者も付いていった。その後、大阪に関連店舗を出店し、喜多さんと共同で経営していたが、売上金の分配をめぐるトラブルや、従業員の給料に関するいさかいが絶えなかったと聞いている」