“冤罪のヒーロー”から殺人犯に 小野悦男の素顔を知人語る

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「俺もあんたみてぇに土いじりが好きでさぁ、庭に畑をつくってんだぁ」

 足立区にある都営栗原団地に住む主婦、相沢広子さん(仮名)は、アジサイの剪定をしていた時に、いきなり背後からなれなれしい口調で話しかけられた。

 誰かと思って、振り返ると、人懐っこい笑みを浮かべ一見、朴訥そうな雰囲気を醸し出した男が立っていた。

 その男が首都圏連続女性殺人事件で逮捕されたものの無罪となり、「冤罪のヒーロー」として世間で騒がれていた小野悦男だった。1968年から74年にかけて、東京、千葉、埼玉で、11人の女性が連続して暴行、殺害されるという事件が発生。その容疑者として逮捕されていた。

 茨城県行方市出身。少年時代から盗みを繰り返し、中学を満足に卒業することなく少年院に入るなど、素行の悪さが地元でも有名であった。故郷を離れた後は、都内に暮らす親族の家などを転々とし、建設現場でも働いた。相変わらず窃盗や詐欺、暴行といった犯罪を繰り返し、連続婦女暴行殺人の容疑で逮捕された時点で前科8犯であった。

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