笹子トンネル天井板崩落事故<後>“組織罰”実現のために活動

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松本邦夫さん和代さん夫妻

 2012年12月2日、山梨県の中央自動車道笹子トンネルで、天井板が約140メートルにわたり崩落し火災が発生。車3台が下敷きになり9人が犠牲になった。この事故で、長女の松本玲さん(当時28歳)を亡くした松本さん夫妻は、「ワゴン車はぐちゃぐちゃに潰れ、現場はアスファルトが車の形に溶けている悲惨な状況でした」と涙ぐんだ。

 現在松本さん夫妻は、企業の刑事責任を問う「組織罰」新設を訴えている。

 国土交通省の「公共交通の被害者支援」は、自家用車による事故は対象外だ。松本さん夫妻は、「タクシーやバスは対象なのに、あまりにもおかしい」と道路局の担当者に申し入れたが、いまだに返事はないという。

 事故から半年後、13年6月には国交省の事故調査委員会が、中日本高速道路(NEXCO中日本)が12年間、打音検査などの詳細点検をせず維持管理を怠ったとする報告書を出した。しかし、「なぜ組織として事故を防げなかったのかについては一言も言及がありませんでした」(邦夫さん)。

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