体罰横行も監督が隠蔽…バレー強豪・市立尼崎高の暴力体質

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 昨年の高校総体で全国制覇を果たした兵庫県尼崎市立尼崎高校の男子バレーボール部で、男性コーチ(28)が部員にケガをさせ、それを男性監督(51)が隠蔽し、体罰が常態化していたことが明らかになった。

 4月29日、3年生部員A君は、体育館のコートで1年生にプレーを指導していた。他の部員がスパイクしたボールが壁にはね返り、ネット付近まで転がったため、コーチがボールを拾うように指示したが、A君は指導に集中していた。「何で拾わへんのや」とコーチがとがめ、A君が「ボールに気づかなかった」と答えると、「何やその態度は」と激高。怒鳴り声を上げながら詰め寄り、バチーン、バチーンと10回以上、平手打ちを食らわせた。コーチは後ずさりするA君を「サイコパス」と罵り、頬を叩き続け、A君はコートの外周を半周したところで崩れ落ち、意識を失った。

 あわてたコーチはA君に何回も「大丈夫か」と呼び掛けたが、意識不明のまま。呼吸しているか確認しただけで救急車は呼ばず、適切な救護措置を行わなかった。しばらく経って別棟にいた監督に状況を伝え、監督が駆け付けたのはA君が意識を失って20~30分経ってから。監督も救急車を手配せず、A君をエレベーターホールのベンチに連れて行き、そこでようやく意識を取り戻した。ところがA君は夜になって頭痛を訴え、自宅から救急搬送され、翌日、鼓膜が破れていることが判明。A君の父親がコーチに電話で診察結果を伝えた。

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