千葉・松戸小3女児殺害事件<後>積極的に発言する理由とは
リンちゃんが生きていれば、賑やかな空気に包まれていたであろう家は、ひっそりと静まり返っていて、今もリンちゃんが乗っていた自転車が庭先にぽつんと置かれていた。
ハオさんは、渋谷被告の死刑を求める署名活動を続けながら、積極的にマスコミの前で発言を続けている。
とはいえ、見ず知らずの他人に話をするのは、苦痛以外の何ものでもないはずだ。何が彼の心を後押ししているのか。
「事件が起きたあと、最初はリンちゃんの名前が出るのも嫌だったんです。だけど犯人を処罰するには、被害に遭ったことをはっきりと伝え、名前を出して話さないといけないと思ったんです。名前を出さないと誰が被害に遭ったかわからないですから」(ハオさん)
日本で相次ぐ幼児を狙った事件が「もう起きて欲しくない」という思いもあるという。