千葉・松戸小3女児殺害事件<後>積極的に発言する理由とは

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 彼女はそう言うと、祭壇に手を合わせ、バラの花を置いて去っていった。ぬくもりをもたらす行いに心が動かされた。バラを見て、リンちゃんのことを思い出したのだろうか。ハオさんは涙ぐみながらこんな話をしてくれた。

「この家を買ってすぐのことです。ちょうど事件が起きる1年半前に一緒にリンゴやミカン、柿、ブドウなどの木を植えたんです。植えたリンゴの木の花がちょうど今年咲いたんです。その花を見たとき、リンちゃんのことを思い出したんです」

 何かにつけ、リンちゃんのことを思い出す、今の家での生活。母親(妻)と弟は日本での生活に耐えられずベトナムに帰った。ハオさんは渋谷被告に極刑が下るまでは、少なくとも日本での生活を続けるという。

 リンゴの木は、ちょうど玄関を出たところに植えられていた。またリンゴの花が咲く頃には、ハオさんに少しでも笑顔が戻ればいいなと思わずにはいられなかった。 =この項おわり

(ルポライター・八木澤高明)

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